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石神井駅前が“ビル風”通りに(その1)

超高層ビルができると聞くと、今や真っ先に浮かぶ心配事の一つが“ビル風”です。石神井公園駅南口の再開発ビルも、“ビル風”の懸念はいよいよ大きくなっています。

再開発でできるビルは、南北二棟。問題は北側のビルです。南側は地上7階、高さ35mと、周辺の建物と比べても突出感はさほどありません。しかし、北側は高さ100mです。おまけに東西の幅もやたらに大きく、なんと43mもあります。まさに”ビルの壁”です。事業者である再開発組合が作成したパースだと、こんな感じです。

きれいな絵になっていますが、豆粒のような通行人と比べると、北側のビルの大きさはいくらか実感できそうです。
これだけでかい壁があれば、“ビル風”は本当に心配です。実は、“ビル風”に対する法的な規制はありません。それもまたおかしなことですが、それでも、大きなビルを建てるときは風への影響はそれなりに評価され、対策も考えられるようにはなっています。今回の再開発計画に関しても、最初は都市計画変更の素案が出た段階で風影響の簡単なシミュレーションが示され、そして昨年12月の工事説明会でも、あらためて資料が出されました。まず、その資料を紹介します。

まずこちらが、現在の風の状況。

色分けされたランク(Rank)については後ほど。ここでは、青のランク2が3つあることを確認しておいてください。場所は、図の左から①プラウドマンション西側、玄関前の細い区道、②線路わきの道路のライオンズマンション前あたり、③北側のピアレスビルの南側です。

続けて、こちらが再開発ビル建設後の風の予測です。青ランクが13ポイントに増え、黄色ランクが4ポイント、新たにできています。とても大きな変化です。

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