｢閉園｣

　区立の東大泉公園が今日から「閉園」になるということを、私は昨日、はじめて知りました。この公園が設置されている都営東大泉団地の建替えに関する工事説明会でのことです。区の職員の説明では今日告示される(された?)とのこと。私は、｢閉園｣という手続きがあるということもよく知らなかったのですが、しかしこの東大泉公園の閉園のやり方はちょっと気になりますね。
　とくに「?」なのは、公園が閉園されるというのに、その告知がなんともおざなりだということです。公園の周囲にはなるほど告知の掲示板がありました。しかし、本当に目立たない小さな掲示板。しかも、この内容では、この公園をよく使っている子どもたちにはまず100%伝わらないでしょう。形だけ掲示すればよいというものではないはず。親身になって伝えよう、知ってもらおうという思いや、どうすれば分かりやすく伝わるかと相手の立場に立って思慮を重ねた跡が、どうしても伝わってこない掲示板です。
　この間、河川や住宅と、東京都の工事担当所管の仕事ぶりを見る機会が多くあります。職員の皆さんは、それぞれに一生懸命仕事をしていらっしゃるんだとは思います。しかし、いつも感じるのです――何かが欠けている、と。それはたぶん、市民、住民の目線に立って仕事を検証する姿勢、市民、住民と一緒に仕事を進めていかなければならないという自覚です。これは私は、東京都の大きな課題であると確信し始めています。