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「選定委員会」

 保育園の委託先事業者を決めるために、区は「選定委員会」を設けます。その選定委員会に保護者の目、声、思いを反映してほしいと、委託対象としてまず名前のあがった4園の父母会から「選定委員に保護者代表、あるいは保護者推薦の枠を」という声が出されていました。区は、少なくとも昨年12月までは保護者の参加の可能性を検討していたそうです。しかし、この検討の結果をきちんと説明し話し合うことも、それに代わる次善の策、代替策を示すこともまったくないままに、1月末、区は一方的に保護者枠のない選定委員メンバーを決定したとの通知(通告)を光が丘第四保育園の保護者あてに出してきました。光四の保護者は、当然、怒ります。協議すると言っておきながら、なぜ一回の話し合いもないままに結論を押し付けてくるのか、と。他の3園の保護者も怒りました。自分たちの頭越しに選定委員の枠組みを決め、既成事実を押し付けるつもりか、と。
 今日3日、光四父母会の求めに応ずる形で、この件についての説明会(協議会)がありました。大雪の日の午後。いつもながらの辛い設定ですが、たくさんの保護者が参加、光四以外の3園の父母会の方の顔も数多く見受けられました。あらためて保護者の代表を選定委員に、と求める声に対して、区の答えは「ノー」。理由は「公平な選定」とするため。しかし、答えの中身以上に最悪なのは、答え方です。部長は明言するのです--「決裁が出ています。変えられません」と。
 協議するとか、保護者の意見を聞いて決めるとか、そんなの嘘っぱちじゃん!!!! 「協議の場を設けなかったのは悪かった」「他の3園についても申し分けなかった」と区は言うのです、一応は。でも、わびても何もゆずらないし、改めない。悪いと思ったら、一度下がり、出直しするのが常識でしょう?
 そもそも、保護者の枠があったら選定が「公平」でなくなるというその理由が、ちっとも説明されない。最後は、例によって部長の居直り。「保護者がいなくても適切な選定を行える」「選定は区が責任を持って決める(だから保護者は入れられない)」だと。そんなことを言ってすませられるのなら、はなから保護者の声を反映させる必要なんてなかったってことになるんじゃないの? 保護者が一方の、しかも欠かすことのできない当事者であること。保護者の理解と信頼を得ていく、得ようとするプロセスが、結果と同じくらい、いや結果以上に大切であること--結局、部長はここが分かっていないのです。この部長には、「協働」や「参画」を語る資格は絶対にない!今日、あらためて確信しました。でも、部長だけなのかなぁ…ときどき、部長は誰かの指示を忠実に、こっけいなくらい忠実に守っているだけかもしれないと思えてくるのです。違うかな…

 昨年後半からの経験の中だけでも、保護者は何度裏切られたでしょう。罪作りな区です。

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