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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

光四、「選定できず」

 今日は、予算質疑の最終日。「全款補充」と言って、要するに何でもありの日です(ただし、事前に発言する項目を通告しておきます)。この日の質疑の中で、光が丘第四保育園の委託業者選定で、最終的に「選定できず」という結論になったことが明らかにされました。とても…とても重大な事態です。
 昨日開催された選定委員会の結論について、児童青少年部長はこう説明しました--「企画書等の審査では適格な事業者があったが、園長候補者のリーダーシップに疑問が残り、選定できなかった」と。
 仔細は10日の常任委員会で明らかにされるでしょうが、しかし、私はとても特徴的な事態だと感じています。保育士の大量退職に続いて園長までもが辞め、光が丘第八保育園がすさまじい混乱に落ちいったとき、結局、何とか現場を落ち着かせたのは区が新園長として送り込んだ元区立保育園園長の存在でした。園長、主任、クラスリーダー、一人一人の保育士…結局のところ、保育は「人」です。言葉を整え、見栄えのよいプレゼンテーションをすることなら、他愛のないこと。しかし、信頼できる一人の保育士を育て上げるのは、容易なことではありません。そして、もっぱら人件費の削減を手段としてべらぼうな経費節減を図ろうというもくろみと、質の高い人材を育成・確保するという課題は、決して並び立たないのです。
 「委託化・民営化」に懸念を抱く保護者の声に虚心坦懐に耳を傾け、その場しのぎの対応にながれず、“顔を洗って”出直すべき
 私は、こう主張しました。

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