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「遅れている」のはどっちだろう? ~都市計画道路と前川区政~

練馬は、都市計画道路の整備が遅れている。特に西部は、とんでもなく遅れている…こういう趣旨、トーンの発言を、これまで議会の中でどれほど聞かされてきたでしょう。最近の議会答弁を拾ってみると、例えばこんな具合です。

都市計画道路は、円滑な都市活動を支えるとともに、区民の日常生活の面からも重要な役割を担っており、着実に整備を進める必要があります。区内の整備率は23区の平均を大きく下回っております。

区政運営の新しいビジョン素案において、5年後には23区平均の整備率6割となることを目標とし、西部地域を中心に整備を進めてまいります。平成27年度に、都と区市町村で、平成28年度から37年度までの10か年を計画期間とした新たな事業化計画を策定します。この計画では、完成後の整備率が概ね8割になることを目指します。(副区長 2014.12.01本会議)
前川区政の新しい『ビジョン』にも、こう書かれています。

区内の都市計画道路の整備率は約49.9%であり、23 区平均の約63.8%を下回っています。特に西部地域の整備率は約29.0%と低く、南北方向の道路整備の遅れが目立っています。

63.8%に対して、29.0%…こうした数字を前面に押し立てながら、前川区政がどれほど道路整備に熱をあげているかは、このブログでも取り上げてきました。

     ➡道路が「主役」!?  ~ゆがむ練馬の“まちづくり”(その2)~

しかし、「都市計画道路の整備率」というのは本当のところどんな数字になっているんだろう。そして、どんな意味を読み取るべきなんだろう。そのことがずっと気になっていました。今日はそれがテーマです。
東京23区の都市計画道路の整備状況をまとめたグラフが出てきました。「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画) 中間のまとめ」の中です。まずはこのグラフを見てください。(続く)

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