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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

暮らしの中に、大型ダンプ ~あるマンション計画をめぐって~

区議会は、一般質問と議案の質疑が終了。週明け、議案の委員会審査(議決)を経て締めくくりの日程に向かいます。議論になる議案は数多くそれぞれお伝えしなければならないことがありますが、それはあらためてとして、今日は私の事務所周辺で続いている建築紛争のお話です。
私の事務所は東大泉5丁目、区立の子ども家庭支援センター・障害者地域生活支援センターの前にあります。昨年秋、事務所斜め前の一角に5階建てのマンションを造る計画が表面化し、地域は大きく揺れ続けてきました。用途地域の制限は一応クリアしている計画なのですが、何しろ周辺は3階建てすらほとんどない低層の住宅街。近隣への圧迫感も大きな建築計画で、計画の見直しを求める住民との間でずっと説明会が続いてきました。そのなかで今、工事車両の搬入計画が大きな課題として浮上しています。事業者がこれまで示した計画では、解体工事に続く本体の建設工事の際は最大でミキサー車が1日50台(往復100台)行き来するとのこと。1時間に10台、ほぼ5分に1台ということになるでしょうか。その大量のミキサー車が通るのが、この道です(左の地図)。
土地勘のない方にはこれだけではわかりづらいかもしれませんが、ちょうどクランクのあたり(千坪憩いの森の横)が道路幅が最も狭く、台帳上の幅員で4mちょっと、電柱などを除いた実効幅員は4mを切ります。一般の乗用車同士でさえ離合に苦労する道です。そこに8トンダンプや10トンミキサーが1日何十台も通るというのは、なかなか大変なことです。
住民の要求を受け、18日に試行運転が行われました。私は議会もあって立ち会えなかったのですが、写真の通りの状況だったようです。う~む、これで通行を認めてよいのだろうか…ダンプの前にたたずむ小さな傘、気になって仕方ありません。
この搬入経路、実は説明の過程で大きく変更されたものです。しかし、変更後も沿道の住民への説明は立ち遅れ、やっと今月になってチラシが入りましたがそれもごく簡単なもの。事業者に対しては、説明会も含め十分な説明を行い、きちんと了解を取ったうえで工事に入ることを強く求めているところです。

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