Access
池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

「広く意見を聴く」は、言葉だけか? ~外環の2(地上部街路)で「複数案」~

 今年に入って、「道路」に関連した記事がずっと続いています。他にも書くべきことがたくさんあるのに…。これが、今年の区政の現実かもしれません。
 外環の2(地上部街路)について、続きます。昨日、「広く意見を聴く会」の2回目が開催されました。会場は学校(上石神井小)の体育館。とっても寒かったですが、それでも100人くらいは参加されていたでしょうか。いろんな疑問を持ち、またいろんな意見を聞いてもらいたいという思いで、参加されていたはずです。しかし、発言できたのは6人だけ。最初から手を挙げていて発言できなかった人も何人もいましたし、これから発言を求めようと思っていた人もいたはずです。なぜ打ち切ったのだろう?
 始まったのは6時でした。発言を打ち切ったのは7時15分。「広く意見を聴く会」は、わずか1時間15分。しかも、その半分近くは説明とあれこれの注意事項など進行上のアナウンスに消えています。なぜ打ち切ったのだろう?
 まとまりのない発言もあるかもしれません。重複もあるかもしれません。それはそれで、調整をしたり軌道を整えるのは司会の仕事。少なくとも昨日は、論点が出尽くした、発言が一巡したなどとはとても言えない状況でした。なのになぜ、打ち切ったのだろう?
 わずか1時間15分で会を閉じる理由を、司会は、会場の都合、近隣への迷惑と言いました。しかし、この時間しか借りなかったのは都の方であり、学校が貸さないと言ったのではありません。7時半、あるいは8時を回れば近隣に迷惑がかかるとは、とうてい思えません。

 「広く意見を聴く会」と名付けたのは、都自身です。しかし、少なくとも1回目2回目を見る限り、「広く聴く」は名ばかりです。せっかく3回も設定し都としてはていねいに手順を踏む意思があると感じていただけに、なぜこんな運営をするのか、とても残念です。これでは、「広く意見を聴く」努力を尽くしたとはとうてい認められません。
 会は、もう一度あります。同じことを繰り返さないよう、強く求めます。

コメント