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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

豊玉第二保育園

 5日、豊玉第二保育園の説明会を傍聴させてもらいました。この保育園については、併設する区営住宅の建替え、定員増、そして「委託化」がセットになり大変深刻な問題があるということを以前、このブログでも触れたことがあります。

     ⇒2007年7月9日 ≪保育園「委託化」を考える その3≫

 私が傍聴するのはこの時以来ですが、実は、保護者を対象にした説明会自体がこの7月以降、これまで一度もなかったとのこと。これには正直、唖然としました。この間に、委託時期の1年先送りという重大な計画変更があったのに、区はまったく説明の場を作っていなかったんだ…ん?ということは、議会で区が答弁していた「おおむね保護者の理解を得ている」という判断は、どこから出てきたんだ??
 それだけではありません。実は、この日の説明会の主なテーマは、仮設園舎への引越しなのですが、区は、この引越しを1月19日にやるというのです(当初の案では12日)。説明会が当の引越しのわずか一週間、二週間前…これもまた、ずいぶんと乱暴な話です。その説明会も、1月の5日ですよ。年が明けたばかりじゃないですか。あんまりな話だと思いませんか?
 もともと定員が45名とこじんまりとした保育園ですが、この過酷な日程にもかかわらず、20名ほどの保護者が参加されていました。「(委託へ)ソフトランディングをさせたい」という保護者もいらっしゃったし、全体として抑制の効いたやりとりが続きましたが、しかし何度かはっとさせるような鋭い訴えが迫ってきたのが印象的でした。その内容はさまざまです。しかし、委託の進め方があまりに強引で無理があるという思いは、広く共通していたように感じました。
 このまま19日の引越しから公募、そして委託へと手続きは進んでいくのでしょうか。親の嘆きや悔しさは、もう区には届かないのでしょうか。しかし、少なくとも議員は、耳を澄ませて聞かなければなりません。
 

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