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画竜点睛…

 こういうのは「画竜点睛を欠く」と言わないんでしょうかね…

 まちづくり条例のことです。今の議会にこの条例の改正案が出されています。全体としては、必要で前向きの改正だと思っているのですが、どうもすっきりしないことがあります。条例の第4条に、区・区民・事業者が尊重すべき「まちづくりの計画」が列記されているのですが、そこに「みどりの基本計画」が入ってこないのです。
 「みどりの基本計画」は、都市緑地法に基づいて定められる基本的な計画で、今回、新たに制定される「みどりを愛し守りはぐくむ条例」の中にも明示されました。いわば、「みどり」に関する区の施策の柱になる計画です。その計画が、なぜまちづくりの中に位置づけられないのでしょう?
 実は、まちづくり条例の改正案の中では、同じみどりの条例で位置づけられた「景観保全計画」だけは盛り込まれています。この計画は、「みどりの基本計画」の一部ではありますが、指定された一部の地域にのみかかるもので、たとえば保護樹林やいこいの森などの他のさまざまな制度や事業は含まれません。
 土支田地区の再開発では、生活道路の整備のためという理由で、保護樹林が削られることになってしまいました。「みどり」をまちづくりの柱にしているはずの練馬区政、間違っても「みどり」が開発の後回しになるようなことがあってはなりません。「みどりの基本計画」を、きちんとまちづくり条例の中に位置付けるべきです。
 

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