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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

熱供給

 ずっと気になっていた光が丘団地の「熱供給システム」について、勉強を始めました。今日は、光が丘で消防団の「初め式」に出席した後、東京熱供給株式会社の光が丘支社を訪ねました。光が丘の熱供給システムを設置・管理している会社です。
 実は、この熱供給システムをどんな組織が管理しているのかも、よく知りませんでした。東京熱供給株式会社は、株式会社ではありますが、資本金7億5千万円の4分の1を東京都が出資しています。熱供給事業法という法律にもとづく事業認可を得て事業をしています。光が丘のほか、品川の八潮団地などの熱供給も行っていますが、規模としては光が丘が断然大きく、その規模は日本一だとか…。熱供給事業法という法律があることも、恥ずかしながら知りませんでした。
 光が丘の熱供給システムの大きな特徴は、清掃工場の排熱を利用していることです。清掃工場の排熱を利用した温水の給配水系統と、独自の加熱・冷却システム、そして本体の蓄熱システムが複雑に絡み合った、話を聞く限りなかなか大がかりなシステムです。
 今日、支社長さん、副支社長さんから丁寧にご説明いただいて、全体の仕組みがおぼろげながらわかってきました。まずは、感想は「へぇ~、面白い!」。そして、確かめていかなければならない課題、論点も、はっきりしてきました。それはたとえば
●清掃工場が建て替えに入り、何年も停止した際の熱供給源確保のあり方
●事業開始からすでに30年近く経過したプラント、配管等の施設・設備の維持管理
●中期的に迫られるであろう施設更新の見通し
●地球温暖化対策との関連での、今後の事業のあり方
などです。それぞれに会社としても検討をしているようでしたし、簡単な説明は伺いましたが、光が丘全体のまちづくりや清掃工場の整備との関連も含め、少し時間をかけて考えていきたいと思います。

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