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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

工事を止めよ!

 昨日触れた武蔵関公園・富士見池で、池と接して新たな調節池を公園地下に建設する工事が強行されようとしています。3日朝、東京都(第四建設事務所)の指示を受けて施工業者が樹木の伐採などを開始したのです。(写真は持ち込まれたユンボ。樹木の伐採も始まった)


 話の発端は、2004年秋の豪雨被害でした。富士見池出口の可動堰を閉めて石神井川への流入を抑えたにもかかわらず、下流で溢水して浸水被害を出してしまいました。治水対策を、という声を受けて、都が出してきたのがこの調節池の建設です。水が溢れたんだから、溜める水槽を大きくしよう。発想は至って単純です。他方、たくさんの地域住民が反対している理由は、公園の自然と環境に傷をつけなくても、治水対策は他にもあるというものです。しかし、都も、そして区も、なぜ新たな調節地なのかまともな説明をしていません。しかも、いきなり工事に入る一方で、近隣小学校がまさに工事エリアの広場を使ってマラソン大会をやる予定を入れているという話も伝わってきています。
 ともかく、都は、いったん工事を中止すべきです。都としても、いたずらに時間をかけるわけにはいかない事情は理解します。しかし、少なくとも住民の“対案”にきちんと答え、区議会で責任ある報告がなされるまでは、工事を強行する道義も大義もありません。

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