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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

区はなぜ逃げるのか?

 富士見池の工事問題、解せないのは区の姿勢です。この間、区は一貫して「これは都の工事、区は当事者ではない」と姿を隠し続けています。しかし、これはおかしい。確かに、河川工事の一環という意味では、主体は都でしょう。しかし、
1.もともとは溢水対策を求める被害住民・区・区議会の強い要望を受けての工事である
2.公園管理者、富士見池の用水管理者は区である
3.今回の工事計画についても、都と区で検討会を設けて検討してきた
4.公園利用者や地域住民の声を第一に受け止めるべき地元自治体はほかならぬ区である

といった点を考えれば、区は都に負けず劣らずこの問題の当事者です。
 区は当事者でないから区議会にも報告しないなどということを、区の担当所管は言っているようですが、これほど無責任でばかげた見解はない。実質的に区も深く係わり合いがあり、現に区民の強い関心を呼び、かつ溢水被害者・公園利用者・地域住民などさまざまな区民の利益に触れる工事について、報告もしないというのはどういうことか。
 実は、工事内容が固まる以前は、区議会の委員会に途中経過の報告をしています。途中は報告しておいて、結論は報告しないなどというのは、議会に対してもはなはだ失礼なこと。区の姿勢を見ていると、逃げているとしか思えません。何を恐れている?何を隠している?
 10日に、この問題を所管している環境まちづくり委員会があります。この日には、報告は当然あってしかるべきです。報告しようとしないなら、委員会として報告を求めるべきです。工事への賛否を超えて、それは議会の責務であり権利です。

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