11月25日の記事、≪子どもに寄り添う≫をお読みになった「はなさん」から、こんな出だしのコメントを頂きました。
「先日送っていただいた『区議会レポート』を読んで、久しぶりに池尻さんのブログを読んでいたら、『うふふ』な文章を見つけました。」
記事の中で、「何度言ってもやめないことはあきらめる。どんなにやってもできないこともあきらめる」という、子育て講演会での柴田愛子さんのひとことを紹介したのですが、それにいたく触発された様子です。これこそ「うふふ」なコメントなので、ご覧になってください。
実は今、娘から借りて『赤毛のアン』を読んでいます。生れてはじめて読むのですが、松本侑子さんの訳の力もあってか、これがなかなかに面白い。アニメや子ども向けの抄訳本をのぞいた時の印象からか、ステレオタイプな“少女小説”をイメージしていたのですが、いやいや、アンは見事に“女の子らしさ”や“いい子”といった殻を突き抜けてしまっています。
「何もかも知っていたら、半分もわくわくしないわ。だって、想像の余地がないでしょう?」
とめどない言葉と限りない想像に気持ちよく身をゆだねるアンの姿と、そのアンに戸惑いながらも「好きに話してごらん!」と語ってなぜかホッとうれしくなる養父母の心持ちは、それこそまさに「何度言っても…」の極意かもしれません。
まだ読みかけなので間違っているのかもしれませんが、いずれにしても議会や政治に関係のない小説を読むなんて、本当に久しぶりです。結構、分厚い本ですが、楽しそうに読んでいます。
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