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外環道「事業説明会」

 外環の事業説明会をめぐる話の続編です。
 昨日のコメントを投稿したすぐ後に、担当の部課長から、「事業説明会をやることが正式に決まったと、今日、国から連絡があった」という“情報提供”がありました。日時、場所は、国が当初から想定し、区がしっかりと準備してきたとおりです。

 そうか、これだけ問題があるのに、やっぱりこの時期に強行するのか…。

 そう思っていたら、今日21日の朝刊に、新聞折り込みで説明会開催のチラシが入っていました。ふうっ、用意のよいこと…。しかし、ちょっと待てよ。今日の折り込みなら、少なくともチラシの印刷は昨日や一昨日ではないでしょう。入稿はもっと前のはずです。ということは、実は事業説明会の計画はとうの昔に「正式に」決まっていたのです。昨日決まった、だなんて、区はまたまた悪い冗談を言ったものです。すぐ破たんする取り繕いやごまかしを、どうしてこう何度も何度も重ねるんでしょう?
 結局のところ、この話は、少なくとも区が施設を押さえた10月末には、「正式に」決まっていたのでしょう。ただ、それをどこで、誰が、どうやって表に出すかをめぐって、区は独自の思惑と配慮から「聞いていない」「正式な話ではない」としらを切り、ごまかしを重ねてきた…真実は、そんなところなのかもしれません。しかし、実際には、説明会をやるためには区が区の施設を確保しなければならないし、区報での周知も考えなければならない。いつまでも知らぬ存ぜぬで通すことはできないし、区としてもいくつも判断と手続きを重ねてきた。そのことが広報に動く前に明るみに出て、しかもそれがしつこく問題にされることは予定外だったかもしれませんが、区は間違いなく国と密接に意を通じ、連携して事業説明会の実施に動いてきたのです。
 そして、問題なのは、区がごまかそうとしていたのが議会、議員であり、区が信頼関係を大切にすると何度も言ってきたまさにその地域の住民だったということです。この区の責任は、なにも整理されていないし、もちろん免じられてもいません。事業説明会は国がやること、国の責任、といった言い逃れは絶対に通用しないことを区は知るべきです。

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