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保育園「委託化」を考える その1

 保育園の新たな「委託化」計画について、今日明日と区民説明会が開催されています。今日の午後行われた光が丘地区での説明会(光が丘第二小学校)に参加してみました。感想を一言で言えば、区の説明はなんともお粗末。これで、全体で16園にものぼる「委託化」に道筋をつけようというのはあまりに乱暴です。保育園「委託化」問題について、あらためて触れていきたいと思います。

 まずは私の基本的な立場から。先の定例議会の一般質問で、私はこんな質問をしました。

 練馬区も、「委託化・民営化」において公共部門の民間開放を急速に進め、その中で福祉部門にまで営利企業の参入が広がってきました。その象徴が、光が丘第八保育園です。 委託保育園における昨年度の職員の異動状況報告によれば、光が丘第八保育園が4園の中で図抜けて退職者が多く、常勤保育士の退職は園長も含めついに11名という異常事態です。また、都の第三者評価結果によると、委託前と比べて委託後の事業評価、利用者調査のいずれにおいても明らかに評価が低下しています。
 光が丘第八保育園については、保護者・区民の意見も聞きつつ、法人の適格性と保育の質を厳しく検証し、受託法人の再公募あるいは直営への復帰も含めた責任ある対応をすべきではないでしょうか。
 光が丘第八保育園の経験は、「委託化・民営化」の成功ではなくつまずきを、成果ではなく課題を浮き彫りにしています。この経験を真摯に総括することぬきに、今後の「委託化・民営化」は認められないということを申し上げておきます。

 ①光が丘第八保育園の事態は、「保育の質を落とさない」という区の約束に明白に反している、②委託4園、とりわけ光八保育園の検証をしっかりと行うこと抜きには、新たな「委託化」は認められない。私は、今、こう考えています。

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