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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

不思議な話 その3

 子どもや障害者のための施設を整備するためとして購入されたはずの用地の一部が、いつの間にか道路になってしまおうとしているという不思議な話の続きです。

 議会のやり取りの中で、ひとつだけヒントになるかもしれない話がありました。ここの施設の整備や土地の購入に、国の「まちづくり交付金」が使えそうだという報告です。去年の11月、環境まちづくり委員会でチラッと、本当にチラッと触れられていました。
 さっそく、このまちづくり交付金の申請に関する詳しい資料を取り寄せて、じっくりと眺めてみました。
 (仮称)子ども家庭支援センターは、確かに交付金申請のための計画に書いてあります。「高次都市施設」という、なんだか大げさな名前のついた事業類型に入れられていますが、確かにここの施設です。敷地面積は? おっ、905㎡になっている。残りは? まさか道路になっているのでは?
 当該の場所に関して、もうひとつ事業があげられていました。(仮称)東大泉5丁目桜並木という名前です。この地は、周囲に見事な桜並木があります。この桜並木を整備しようということでしょう。敷地面積は…約250㎡。先日の道路告示で道路に編入された面積と同じです。しかし、ここに書いてあるのは「桜並木」です。事業の類型としては、「地域創造支援事業(公開空地)」となっています。どこにも「道路」とは書いてありません。
 この桜並木は、区民の貴重な財産でもあり、地域に開かれたスペースとして整備しようという趣旨はとてもよいと思います。しかし、「公開空地」は「公開空地」です。もともとの敷地の一部を公開するから「公開空地」なのであって、敷地を分割して道路にするのとはわけが違います。
 たしか、まちづくり交付金のルールでは、地域創造支援事業と道路でははっきりと事業の種類が違うはず。では、いったい、この「公開空地」はいつ、なぜ、誰の手で、「道路」に変えられたのでしょう?
 ふむ、謎は謎をよぶ…

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