Access
池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

死を悼み、生をつなぐ

伊藤和也さんの葬儀が静岡で執り行われました。市民の声ねりまとしてお通夜に代表を送り、また私の名前で弔電をお届けしました。

 和也様とご遺族の皆様に一言お伝えしたく、弔電とさせて頂きます。
私たちは、これまで二度ほど中村哲先生の講演会を開催致しました。その中で、ペシャワール会に参じアフガンの地に身を投じる青年たちの存在を誇らしげに、あるいは頼もしげに語る中村先生の姿は、私たちの心に焼き付いています。その青年たちの中心にいらっしゃった和也さんの死は、中村先生だけでなく、ペシャワール会の活動に深く強い共感を寄せてきた私たちにとって、この上ない悲しみです。
和也さんは、志半ばで倒れました。しかし、和也さんの志は私たちのものでもあります。道はいまだなお半ばであり、ましてこの日本の一角に住まう私たちにできることは限られているに違いありませんが、しかし、力を込め、思いを込めて、和也さんの志を受け継いでいくことをお誓い申し上げます。
池尻成二

伊藤さんの死を材料に、「テロとの戦い」を、アフガンに自衛隊を!と言う政治家もいるやに聞いています。しかし、これほど彼の生と死を冒涜するものはありません。
「彼は、すべての平和を愛する人々に代わって死んだ」
「平和は、戦争以上の忍耐と努力が要る。和也君はそれを愚直なまでに守った。和也君を倒した暴力主義は私たちの心の中に潜んでいる。今必要なのは、憤りと悲しみを友好と平和への意志に変えることだ」
中村哲さんは、告別式でこう語ったそうです。そうだよな。私たちも、心からそう思います。
伊藤さんに、感謝。

コメント