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大干ばつの脅威

 アフガニスタン南部のカンダハルで、米軍が民家を誤爆し、結婚式の参列者など40人が死亡した、と報じられています。カルザイ大統領が正式に抗議したということですから、事実をめぐっては争いようのない事態なのでしょう。それにしても、ひどい話です。そして、何度こうしたことが繰り返されてきたか…犠牲と憎しみが深まるばかりです。

 そんなアフガンに対する「支援」のあり方、とりわけ自衛隊の関与のあり方をめぐって国会で議論が続いていますが、5日の参議院の外交防衛委員会でペシャワール会の中村哲医師が参考人として意見陳述をしています。
 「一昨日までジャララバードで土木作業をしていました」と話し始めた中村医師は、「アフガニスンタにとって現在、もっとも脅威なのは大干ばつ。イギリスの著名な団体の発表によると、500万人が飢餓状態にある。水と食物こそアフガニスタンの生命を握る問題」「干ばつに加えて、アフガニスタンをむしばんでいるのは暴力主義。対テロ戦争という名の外国軍の空爆が、治安悪化に拍車をかけている。欧米諸国に対する憎悪が、かつてなく拡大している」、軍隊、戦争ではなく、水と食糧の支援が必要だと語っています。ぜひご覧になってみてください。

参議院のインターネット中継のページ
から、11月5日の外交防衛委員会で質疑も含めてみることができます。

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