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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

1163トン

 1,163,459キログラム--何の量かわかりますか。2007年度、区立施設から回収された残飯等の生ごみの量です。その大半が、学校から出るものです。
 生ごみ1,000トン。1日あたりにしたら、5トンを越すでしょうか。もちろん、水分もかなり含まれているでしょうが、それにしても大変な量です。
 学校、あるいは保育園等から出る生ごみについては、練馬区は資源回収を進めており、コンポスト化され、さらには練馬ブランドの堆肥「練馬の大地」として商品化もされています。そのこと自体は評価されてよいことですが、しかし、この数字を見ると、あらためて思います。なぜこんなに残飯が出るんだろう、残飯が出ないようにすることを、もっと真剣に考えるべきじゃないのだろうか、と。
 学校給食は、決して豊かではありません。食材が粗末だとか、献立がぞんざいだとか、そういう意味ではありませんが、しかし、食を大切にする、食を楽しむ、食を理解する、そんな時間やかかわりや指導は、決して十分にやられているとは思えません。
 家庭での食生活が崩れている子どもたちも少なくないとか。そんな中で学校給食にあれもこれも期待するのはなかなか厳しいことです。それでも、もっと工夫や改善の余地はあるでしょう。「リサイクル」より「発生抑制」というだけでなく、「食」を通して人や生活を育てていくという意味でも。

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