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「外国籍」の子どもたち

 69校中45校。計218名。

 区立小学校に通う外国籍の子どもたちの人数です(2005年5月現在)。全児童数の1%弱でしょうか。率からすれば少数派ですが、単純に平均すれば、各学校に3名くらいは外国籍の子どもがいることになります。学校によっては、16名も外国籍の子どもが学んでいるところもあります。国籍の違う子どもたちがこれだけ小学校に在籍していることはしっかりと受け止められるべき大切な事実です。 また、国籍は日本であっても、文化や言語の面で異なる背景を背負っている子どもたちは、きっとこの何倍もいるでしょう。たとえば、日本国籍を取得した韓国・朝鮮系の区民。あるいは、中国「帰国者」の家族。さらにまた、日本人と外国人のカップルを親に持つ子どもたち…。
 こうした子どもたちにどう向かい合うかは、すでに重要な教育上の課題です。生活習慣や文化の違いをどう包み込んでいくか。歴史をどう教えるか。言語は?当たり前のように日本語で行われる教育だけでよいのか。
 最近、総務省が「多文化共生」の地域づくり、という目標を掲げるようになりました。「異文化排除」の根強く根深い社会のありようが、本当に変わっていくのか。学校は試金石です。

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