移動

　年度替わりの4月1日をはさんで、区役所の中はやたらとわさわさしています。人事移動や組織替えに伴う“お引越し”で、人が移り、人といっしょに荷物が移り、新たに間仕切りがしかれ、役所の案内板が一新され、議員に配られる各部課の連絡先一覧も新しいものが届けられます。
　会派の控え室も、退任する管理職の皆さん、そして新任管理職の皆さんが入れ替わり立ち代り挨拶に見え、ここ何日かとてもあわただしくしていました。部署が変わった人、関連団体に派遣される人、定年でおやめになる人、昇任する人…えっ、あの人をなんで移すの？たった1年でポスト替え？このポストで大丈夫？このポストじゃもったいない、この人事にはポリシーがあるの？…なんやかやとぶつぶつ言いたくなることも少なくありません、残念ながら。とはいえ、わずか3年間の議員生活のなかではあっても、それぞれの個性をうかがい知るくらいにはお話も、議論もしてきた皆さんだけに、妙な感慨にもとらわれてしまいます。

　議会の表の場での議論とは別に、その何倍もの時間と労力を費やして積み上げられる管理職との意見交換や調査活動抜きには、意義ある議員活動は不可能です。結構、きついことも言っただろうし、鋭く対立することも間々あっただろうし、結構うるさく資料を求めたような気もします。区政の現状を見るとき、やめるつもりはないしやめるわけにはいかないけれど、でも、お世話になりました。そして、これからも、どうぞよろしく！