監査請求を起こしました

　住民監査請求を起こしました。自分で請求をするのは、本当に久しぶりです。議員になり、議会を通して区政に対するチェックを行うのが本来的な役目、それが第一と心得てきたつもりですが、しかし、今回のことについてはそれではすまないと考えざるを得ませんでした。
　請求の主旨は、次のようなものです。

　「練馬区長または区長より支出命令権を委任された職にある者が、練馬区社会福祉事業団に対して、区職員を新たに同事業団の役員として派遣するための人件費相当分を支出することの差し止めを求める。」

　現職の区職員が、社会福祉事業団の副理事長(常務理事兼務)として派遣されることになるということを、1週間ほど前、突如、知らされました。この人事は、社会福祉事業団に対する区の関わり方、予算のあり方、議会の責任といったさまざまな点で、とうてい黙認できないものです。なぜ黙認できないか。くわしい内容は、機会があればこのブログでも触れて行きたいと思っています。また、監査請求書の全文をホームページのほうに掲載しましたので、よければご覧下さい。
　今の区政には筋が通らないと感ずることが多々あります。「人事」もまた、然りです。「人事」は、ある意味で組織の命です。年度末、区の職員人事が激しく動いています。その人事の質と姿勢を問う、象徴的な問題かもしれません。