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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

書庫に眠る「基本構想」

 区は、今、「基本構想」改定の作業を進めています。4月には審議会が発足し、来年度中に新しい基本構想を決定したいという意向です。
 「基本構想」は、地方自治法で定められています。

第2条4  市町村は、その事務を処理するに当たつては、議会の議決を経てその地域における総合的かつ計画的な行政の運営を図るための基本構想を定め、これに即して行なうようにしなければならない。

 つまり、「基本構想」は自治体が「総合的かつ計画的な行政」を進めるための前提となるものであり、かつ、法に基づいて議会の議決を経なければならないという、大変重要な位置づけを与えられたものです。練馬区にも、もちろん「基本構想」があります。1976年に定められたものです。その「基本構想」が30年ぶりに改定されるのです。ある意味で、これから来年にかけて、区政最大の焦点でもあります。このブログでも、いろんな角度から取り上げていこうと思います。
 ところで、ところで…70万人を越えた練馬区民の中で、今の基本構想を読んだことがある人、どれくらいいるでしょうか??
 区立図書館に基本構想がどのくらい置かれているか、調べてみました。冊数は20冊。これ自体、とても少ないと感じるのですが、実は1冊もない図書館が5館もある!そしてそして、なんと全冊が「書庫」にしまわれているのです!!!
 区政の基本の基本である基本構想が、区立の図書館ではすべて書庫にしまわれている…これぞまさに“お蔵入り”。古文書、いや反古扱いです。なぜこうなのか? まずはこのあたりから、考えていきたいと思います。

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