Access
池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

子ども条例

第一条 この条例は、児童の権利に関する条約の理念に基づいて、子どもの権利が尊重され、子どもが自らの意思でいきいきと成長していく子育ちの大切さとこれを支える取組を明らかにし、子どもたちが元気に過ごすことのできるまちの実現を目的とします。

 昨年末、目黒区が「子ども条例」を制定しました。上に引用したのは、その第一条です。
 「子ども条例」は、23区で世田谷区についで二番目だとか。目黒の子ども条例は、世田谷のそれに比べても、子どもの権利条約との関係を明確に意識し、子どもの「権利」にしっかりと軸足を置いた内容になっています。「子どもの権利を尊重し、子育ちを支えるまちづくりを進める」ための子ども総合計画の策定から、子ども権利擁護委員の設置まで、それは、なかなか魅力的です。前文もすばらしい。

子どもは、一人ひとりがかけがえのない存在です。一人の人間として尊重され、自らの意思でいきいきと成長していくことが大切にされなければなりません。
日本は、世界の国々と、児童の権利に関する条約を結び、性別、国籍、障害などにかかわらず、すべての子どもには、生きる、守られる、育つ、そして参加する権利があり、これを大切にすることを約束しました。子どもは、あらゆる差別や暴力を受けることなく、また、保護者の愛情と理解をもってはぐくまれ、健やかに成長していくことができます。
子どもは、自分の考えや感じたことを自由に表したり、様々な場に参加したりするなど経験を重ねる中で、失敗を恐れずに挑戦し、結果に対する責任を学ぶことで、自分の生き方を考えながら成長していくことができます。
大人は、子どもと誠実に向き合い、子どもの思いを受け止め、その成長を支えるとともに、子どもが自立し、責任ある社会の一員となるよう導いていく役割を担っています。
私たちは、子どもの権利を尊重することが、未来を担う子どもの生きる力をはぐくみ、子どもと大人がともにつくる豊かな地域社会の形成につながるという考えの下、この条例を制定します。

大いに参考にして、練馬にもつくりたいものです。
条例は目黒区のホームページの例規集からみることができます。

コメント