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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

大震災、できること

 大震災から1週間、被災地の課題は直接的な救援・安否確認に加え、被災者の生活支援へと重点を広げつつあります。生活支援といっても、本来の日常生活に戻るための生活再建というよりも、様々なインフラが破たんし、さらには家屋すら失うという事態の中で、どうやって日々の生活を維持するか。そうした意味での生活支援です。
 柱は、衣食住。住については、厳しい寒さの中での避難所生活は限界に来ています。ひとつの、大きな、また有効な対策として、近隣だけでなく広範囲の自治体が住宅の提供、より安定した避難施設の確保に動き出しています。
 衣食については、最優先されるべきは公的な支援と補給の確立です。自治体など公的機関が保有する物資、例えば備蓄されている防災用の資機材を動員することは、最低限の対応です。民間の事業所、さらには市民の協力を得て物資を集め、整理し、送ることも、物資の整理や点検などなかなか難しい課題もありますが早急に取り組むべきことです。
 17日に「みよこ」さんから、「被災地に物資を送る練馬区の窓口が知りたいです。東京都のHPでは義援金しか出ていません」というコメントを頂きました。今日になって、「ととろ」さんから、東京都が物資の受け付けを始めたという情報を頂きました。以下のページをご覧ください。

    ➠東北地方太平洋沖地震に係る東京都内からの救援物資を受け付けます

 都はこのほか、透析患者の受け入れ、高校や特別支援学校の生徒受け入れなどの対応も打ち出しています。
 さて、練馬区は? 「みよこ」さんへのレスにも書きましたが、救援物資の受け付けに関する説明は、区も、社会福祉協議会もたいへん消極的なものでした。それぞれに理由はあるのでしょうが、しかし、都が動き始めてもなお、区の動きが見えないというのはどうしたことでしょう? 独自に物資を送ることが難しくとも、都に物資を集中するためのポストになることくらいできるはずです。
 住まい、居所の確保についても同様です。区営住宅以外にも、区立の施設、光が丘の学校跡施設、あるいはベルデなど、対応できることはありそうなものです。
 練馬区は、何をやっているか!? 区民のそんな厳しい目が向けられはじめていることを、しっかりと受け止めてもらいたい。

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