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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

外環青梅街道インターチェンジ その2

 青梅街道インターチェンジをどうするかは、区長選の大きな争点の一つでした。区長選の結果は、インター設置を強引に推進してきた志村現区長の再選となりました。しかし、容易に見て取れることですが、インター反対を明言した他の二人の候補の得票は、志村区長の得票を上回っています。

鮫島候補 「青梅街道インターの設置は区内の通過交通量を増加させて、生活環境を悪化させる恐れがあり、設置の必要性を認めません。」
望月候補 「地上部道路(外かん「その2」)を含む外かん道と、青梅街道インターチェンジの建設に反対します。」

 選挙の勝者は勝者であるとしても(そしてこのことの持つ重みは痛いほど感じているけれども)、しかし、インターチェンジ設置は決して区民の多数によって信任はされなかった、いや否認されたとさえ言えるかもしれません。とくに、この間、志村区長は当該地元住民の声を横において、とにかく区民全体としては設置賛成なんだと言い続けてきました。アンケートもそうした世論を示していると主張してきました。そうではなかった、少なくとも改めて全区民の意向をしっかりと把握する必要がある。今回の選挙結果は、そう教えています。この点では、インター設置の可否を区長選の争点にするために必死の努力を続けてこられた関係者の皆さんの努力は、決して無駄ではなかったと、私は思います。
 都市計画は決まったかもしれません。しかし、もともとインター設置については、地元住民の意向は明確でした。それを押しつぶすように進めてきた練馬区のやり方が、まちづくり条例などで再々確認されてきた「住民参加」や「住民主体」というまちづくりの原則ととうてい相容れないものであることは明らかです。まして、練馬区民が総体として必ずしもインター設置を求めているわけではないとしたら、事業化の前に、練馬区民と関係住民の合意形成を白紙からやり直すべきです。

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