石神井公園駅の北口を出て、富士街道を東に少し行ったところ。JCOMのオフィスの北側に広がる戸建ての住宅街に、たくさんののぼりが立っています。まさに“林立”。「景観絶対死守」、そう書いてあります。この地に飛び出した5階建てのマンション計画(事業主は近鉄不動産)に対する地域からの大きな異議申立です。
建築紛争は“民・民”の争い。建築基準法に適合した建物の建設には何の問題もない…そういう時代はとうに過去のものとなりました。都市計画法や景観法、まちづくり条例や景観条例など、開発行為や建物の建築を“まちづくり”のルールの中に位置づける法整備が進み、事業者はそうしたルールを十分に配慮しなければならなくなっています。
高野台5丁目に計画されているマンションは、まさにこの配慮を欠いている――これが住民の皆さんの最も強く主張するところであり、私もまた、確かにそうだと感じます。
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