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児童手当

 昨日の記事、「子ども手当」のことを取り上げた記事の中で児童手当に触れてこう書きました。
 「とりわけ児童手当を受け取っていたような所得の少ない世帯にとっては、その効果はゼロあるいはマイナスにさえなることがあるのです。」
 こう書くと、なんだか児童手当を受け取っているのは一部の子どもたちだけと取られそうですね。でも、実際は全く違います。練馬区で言えば、児童手当を受けているのは去年の3月末で48,067人。一方で、児童手当の支給対象とほぼ等しい0歳から12歳までの子どもの数は70,482人(09年1月)。ということは、対象児童のほとんど7割が児童手当を受け取っていることになります。むしろ「大半の」児童が受けとっている、というのが実態です。そして、それだけ多くの子どもたちと家族にとって、子ども手当の実質的な意味はどの程度のものであるのか、まさに影の部分も含めて真剣に検証されていないとしたら、とても大きな問題です。

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