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めぐる君

 区議会健康福祉委員会の委員宛に、お手紙が届きました。差出人は、榎本夢巡(めぐる)君。脊髄小脳変性症という進行性の難病で体が不自由ですが、大泉高校の定時制に通っているとのこと。実は彼、区議会に「障害児の通学と学校生活での介護支援を求める陳情」を提出しています。通学の往復や学校内の生活に介助が必要であるにもかかわらず、公的なシステムがないので家族やボランティアで何とか支えている、ぜひ区で支援をという主旨の陳情ですが、お手紙はその陳情の早期審査をお願いしたいというものでした。同級生などが協力して、署名が2万を超えたという報告も同封してありました。
 学校に通うというのは、子どもたちにとって学び、成長し、社会性を養っていく基本的な機会です。障害があるからという理由で、この機会が奪われてはなりません。保護者が大変な思いをして行き帰りの介助をしているケースは、他にたくさん見聞きしてきました。切実な思いに共感できる陳情です。何とかしてあげたいものです。
 手紙の最後には、自筆の署名がありました(日付が10月になっているのはタイプミスかな?)。彼の病気は運動神経の障害であり、手や指の機能も不自由になっているのでしょう。陳情が提出されて1年。陳情者の身になって、1年という時間をかみ締めなければと思います。 

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