なぜ隠すのか　～外環地域PI～

　今日(28日)、外環大泉ジャンクション周辺地域を対象にした「地域課題検討会」の「準備会議」が開催されました。地域課題検討会は、外環計画を進めるにあたって生ずるさまざまな課題をそれぞれの地域レベルで検討していくというもので、区内では大泉ジャンクション周辺と青梅街道インタ周辺地域の2ヶ所で設置される予定です。
　今日開催されたのは、この検討会の目的や進め方、参加者の範囲、公募のあり方などを相談するための会議で、主催者である国土交通省などの資料では、検討会がはじまれば世話人会に移行するものとされているようです。
　外環計画において、地域課題検討会は大変重要な意味を持つ会議です。今日の準備会議はその検討会のルールを相談する大事な場ですし、検討会開催に向けたステップとして国土交通省などの主催で開かれる正式の会議ですから、当然公開されるべきであるし公開されるものと思っていました。で、私は、傍聴に行きました…ところが、非公開だと。傍聴は認めないだと。なんで????
　「国土交通省としては傍聴は認めない」「それはおかしい。隠し事をしていると取られたら参加した人たちもいい迷惑だろう?」「参加者が率直な議論ができなくなる」「密室でやることが参加者の意志とは思えない。参加者に諮ってください」
　国交省の課長とこんなやりとりをしたあと、参加者に諮るからということで、外で待たされること1時間。寒い中、暗い中、缶コーヒーをすすりながら待ちました。結論は、傍聴不可。私は区民、私は地元の地元、三原台の住民、私は地元町会の一員、そして私は議員。なぜ傍聴できない?　私にも隠す理由は何???
　会議には、周辺の町会自治会の役員の皆さんなどが参加していました。公開性、透明性は、住民参加、住民自治の大原則。密室でことを進めて、ろくな結果にたどり着いたことはありません。参加した皆さんは、どんな態度を取ったのだろう?　寒さと国の理不尽な対応と参加した皆さんが出したという寂しい結論に、怒りを超えて悲しくなりました。