練馬区の公式ホームページ(こちら)の右側上の方に、「子育て応援サイト」のリンク・バナーが貼ってあります。このリンクをクリックしてみてください。練馬区のロゴ、ねり丸のイラスト、「育児を応援する行政サービスガイド・エンゼルナビ」とあります。練馬区の公式ホームページの一部、その中で子育て関係の情報を集約したポータルサイトと見えるのですが、実は、このページは区との協定に基づいて外部の業者が作成していているサイトです。業者は、株式会社アスコエパートナーズ。練馬区の公式ホームページのURLは、http://www.city.nerima.tokyo.jp/ですが、子育て応援サイトの方は、http://nerima-city.mamafre.jp/。ご覧のとおり、異なるドメインのもとに管理されている別サイトということになります。
この「子育て応援サイト」には、いろいろと広告が出てきますが、その中にジャパンワクチン株式会社の広告があります。グラクソ・スミソクラインと第一三共製薬という大手の製薬メーカーが合弁で作った、ワクチン事業に集中するための会社です。このジャパンワクチンの広告の中で紹介・推奨されているワクチンの一つに、ロタウィルス胃腸炎予防ワクチン(ロタワクチン)があります。
➡ロタ・ワクチンの広告ページはこちら
このロタ・ワクチンの広告ページに、つい最近、追加されたページがあります。｢ロタウィルスワクチン接種後の注意点」というページです。
ロタワクチンの重要な副反応である「腸重積」の情報を提供するページです。この広告が掲載され始めたのがいつからか、区に確認してもよくわかりませんが、おそらく「子育て応援サイト」の開設以来ではないかと思われます。だとすると、もう2年になります。2年にわたって、ロタワクチンを強く推奨する一方で、大事な副反応情報がきちんと提供されていなかったことになります。大変良くないことと、私は思います。そして、決算の質疑の中で、区に聞きました。
このサイトに掲載されているワクチン広告の中で、ロタウイルスワクチンの重要な副反応情報、具体的には腸重積に関する情報が、長く提供されておりませんでした。ワクチン広告のあり方として問題があると考えますが、このサイトの管理主管としての認識を改めて聞かせてください。
所管である子ども家庭支援センター所長の答弁は、「問題ない」でした。驚きました。 (続く)
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