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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

大泉第二中をどうする? ~その3~

「都市計画道路と学校施設の整備に関する検討業務」報告書の読解を続けます。
報告書の筋立てはこうなっています。

①大二中の現在の状況を再確認するとともに、現地で建て替えるとした際に必要な条件を整理。とくに確保すべき建築面積、延べ床面積、運動場面積を試算
②現在の敷地と現在の都市計画線を前提にした場合に、①の条件を満たすことができるかどうかを検討
③校舎等の建物については、必要な建築面積が確保できない➠用途地域を見直し、建ぺい率の制限を緩和する必要がある
④運動場等についても、必要な面積が確保できない➠整備の順序を変えることで、暫定的に運動場として利用できる面積を確保する

こんな感じです。順に見ていきます。①については、こんな数字が示されています。

1)現在の施設環境
・校地面積18,919㎡。うち建物敷地8,280㎡、施設規模7,469㎡。現状の容積率39.5%
ちなみに、都市計画道路のエリアに入る敷地は3,730㎡、敷地面積の19.7%になります。また、現在の敷地は「第一種低層住居専用地域」という用途地域に指定されており、建ぺい率50%、容積率100%、高さ制限10mなどの規制がかかっています。
2)必要とされる学校施設の要件
・延べ床面積10,600㎡ 建築面積2階建5,800㎡、3階建4,400㎡

この数字、条件を前提に、はたして学校の再建は可能なのか。報告書は、まず学校の建物について、次いで運動場について、検討を進めます。(続く)

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