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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

8000円

 練馬区では、古紙の資源回収を区みずから行っています(ペットボトル、ビン・かんは委託)。ただ、区みずから、とは言っても、実際に仕事をしているのは「雇上」といわれる民間の作業員です。この人たち、日給いくらだと思いますか?
 8,000円とちょっとだそうです。8,000円
 どんな仕事か、今度、近くを古紙回収の車が通ったら見てみてください。作業は2人1組。1人は車を降りて、時には100を越す回収ポイントをまわっては出されている古紙を車に放り上げる。もう1人は、荷台に乗って、放り上げられた古紙を積み上げていく。古紙の量は、一回平均で1.5トン。それを1日3回、時には4回。つまり4トンから6トンの古紙をえんやこら、とやっているのです。7月には熱中症で倒れた人が5人も出たとか。過酷な仕事です。
 これだけの仕事で、1日8千数百円。働き盛りの人たちが、これでどうやって安心して生活していけるでしょう?
 翻ってみれば、議員は会議に出るだけで報酬とは別に1日6,000円の「日額旅費」がもらえます。議会以外の付属機関の会議に出たときに受け取る「謝礼」が7,700円。「旅費」で6,000円…1時間か、せいぜい2時間の会議に出て7,700円…しかも、月額60万円の議員報酬ももらった上で…なのにあの作業員は8,000円…あんまりだよな、そう思う私は変でしょうか。
 「委託」や「民営化」が、練馬区政ではさかんにもてはやされていますが、こんな数字を見ていると、???です。

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