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3兆円!

 驚きました。在日米軍の再編にともなって、米国が日本に求めている経費の負担がなんと3兆円。「3億」じゃなくて「3兆」。支払いはおおむね2012年までの6年間。しかも、これでも「控えめな試算」だと…。
 政府みずから財政がきびしいきびしいとあれだけ言っているこの時に、年間5000億もどうやってひねり出すのか。「防衛予算」が5兆円弱という国で、なんで米軍の移転に3兆円なのか。こりゃ、驚いているだけじゃいけませんね。こんな数字、とうてい納得できない。

 もともと米軍と日本の関係は独特なものでした。国会に出された資料によると、駐留米軍の駐留人数は41,626人。これはドイツの72,005人についで世界二位。これ自体も大変な数字ですが、駐留経費負担は直接経費と間接経費をあわせると約44億ドル(5000億円)、ドイツの三倍弱で世界一です。そこに今回の移転経費負担です。
 「思いやり」なのか「従属」なのか、はたまた「結託」なのか、その性格については多々議論はあるとしても、しかし、改めてなんでこれだけの負担をしているのか、しなければならないのか、じっくりと「一から」考え直してよい時期だと思いませんか。「日本を守ってくれている」「アメリカは世界平和のために命を張っている」なんてお人よしをいつまでも続けているわけには行かないでしょう?

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