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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

12月8日

 「今日12月8日は、ジョン・レノンが凶弾に倒れてから25年になります。おりしも今日、政府は自衛隊のイラク派遣の1年延長を決めました。」
 今日、車を運転しながらラジオを聴いていたら、こんなコメントが流れてきました。ジョン・レノンの反戦と平和へのメッセージを今の時代にひきつけて受け止めることができるのは、とても大切なこと。そんな気持ちと同時に、でも12月8日は、ジョン・レノンが死ぬ39年前に、日米が開戦した日でもあるんだよな、とも思うのです。
 日清・日露の戦争と台湾の植民地化、「日韓併合」、そして中国侵略と続く対外膨張の半世紀のなかで深まってきた日米の対立は、この日、世界的な戦争として火を噴きました。そして、それからの4年弱、日本は、いや合衆国も含めた世界は、戦争がもたらす悲惨と破壊のすさまじさとおぞましさを胸に刻んだはずでした。
 ジョンのメッセージは、あの戦争とその後もアメリカ合衆国が繰り返し手を染めたあれこれの戦争の現実と分かちがたいものだと、私は思います。だから、今日は、私たちはジョン・レノンだけでなく、日本の戦争、日本の歴史を思い起こさなければならないのだとも、思います。
 その上で、あのすばらしい歌を。
  I hope someday you’ll join us / And the world will be as one

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