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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

「計画停電」とは何か?

 13日の夕方、政府は東京電力管内での「計画停電」を行うと発表しました。それも、翌日、14日から。地震・津波の被害を受けて、東北地方にある東京電力の原子力発電所が停止し電力供給が厳しくなったため、というのがその理由です。
 しかし、なんと乱暴な!! 停電になるエリアは、東京電や練馬区がホームページで「停電が予想される地域」として公表しています。区内でいえば、石神井台や関町北・南・東、大泉学園町の一部などが該当します。しかし、ホームページを見ることのできない人、見ていない人は、月曜の朝6時過ぎには、突然、電気が止まっている事態に直面することになります。テレビもだめ、冷蔵庫は止まっている、もしかしたらマンションのオートロックドアが開かないかもしれない、高層マンションの住人は階段を駆け下りるしかない…いったいどうするのでしょう? それどころか、この停電の影響で交通機関、とりわけ電車は大幅に運行を縮小するようです。これも区のホームページによれば、西武池袋線は池袋と練馬高野台の間しか運行しないようです。大泉学園や石神井公園を利用して通勤・通学している人たちは、やっとの思いで駅に駆け付けても、電車が動いていないことになるのでしょうか。朝、テレビでもチェックできれば、交通情報は確認できたでしょう。でも、そのテレビも見られない…
 施設や病院はどうするのか。今日の明日という切迫したスケジュールで、いったいどれだけの施設や病院がしっかりと準備し対応できるのか。そもそも、きちんと伝わっているのか? いや、組織だった対応が可能な施設や病院なら、まだいい。在宅で人工呼吸器を付けている人はどうするのか?  「在宅療養中の患者や人工呼吸器患者の治療が中断しないよう、厚生労働省は対象都県に対し、医療機関から患者に機器の点検や燃料確保をさせるように通知した」(日本経済新聞インターネット版)といいますが、こんな通知がたった数時間でどれほど徹底できるのでしょうか。すさまじい混乱のきっかけになるのではないか。不安でなりません。

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