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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

青少年委員 ~決算審査から~

 3日目は保健福祉費。ここでは、重度障害者の介護のあり方について取り上げました。この問題は、また機会をあらためて報告していきたいと思います。

 4日目は児童青少年費。おもに取り上げたかったのは保育園16園の委託化計画の「財政効果」の問題でした。しかし、紹介するに足る答弁はなし。時間泥棒にあった気分で、まったく不本意な質疑になってしまいました。
 わずかに残された時間で、もうひとつ青少年委員の活動について聞きました。青少年委員は、「青少年活動の振興のため」に設置された区の非常勤職員。報酬は月額1万円。たぶんほとんど実費弁償にしかならないような額でしょう。事実上、ボランティアに等しい待遇で、青少年委員の活動はそれぞれの委員の思いと熱意に支えられているといっても過言ではありません。
 この青少年委員の活動の一つに「ブロック活動」というのがあります。私はこう聞きました。

 「青少年委員経費について伺います。青少年委員の活動というのはいろいろ教えていただきますと、委託でやっている子ども会活動、それからジュニアリーダー養成の研修活動以外に、ブロックで活動をやっていらっしゃる。例えば石神井大泉地区では音楽祭をやっていらっしゃる。なかなか大変な活動をやってらっしゃいますけれども、このブロックの活動の経費というのはどこから支弁されているのでしょう。」

 青少年課長の答弁は、こうでした。

 「青少年委員の方々が、ブロックで活動される経費につきましては、青少年委員がいただく報酬の中から積み立てたもので運営されております。以上です。」

 これは、ある意味で驚くべき答弁です。例えば報酬を積み立てて懇親や自主研修に使うというならまだわかります。そうではなくて、報酬を積み立てて、それを使って公的な活動を賄っているというのです。ブロック活動もだんだん大きくなって、経費面でもさまざまな負担が求められてきているのだろうと思います。よく聞くのは、楽器を運ぶための運搬費です。そうした経費について、区は一円も出さず、青少年委員の報酬を当てにしているというのです。とっても変な話です。締めくくりに、こんな発言をして質疑を終わりました。

 「ちょっとそれは驚きなのですが、非常勤の職員の方がその報酬を自主的であれ積み立てて、それを原資としてこういうブロック活動がやられているというのはいかがなものでしょうかね。私はこれは大事な活動であるというふうに区として受けとめらんているのであれば、もう少しきちっとした費用負担、とりわけ実費の負担であるとか、そういうことについてはご配慮いただきたい。そういう形で青少年委員の方にも報いていただきたいなと思います。お願いして終わります。」

 お願いしますよ、青少年課長さん、そして児童青少年部長さん。

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