資料管理

　区が｢区政資料管理整備計画｣を策定するそうです。議会に出された説明資料には｢自らの意思を持ち、歴史を持つ基礎的自治体としての資料管理体制を構築する｣と、その決意が述べられています。
　とっても大事なこと、とってもよいことだと思います。
　このブログでも触れましたが、区立図書館では｢基本構想｣自体が書庫に眠っているという状況でしたが、それ以外にも、こんな歴史的な資料があったのかと驚いたり感心したりするものをいくつも見つけました。たとえば
『練馬区政のあり方について』(練馬区行財政担当専門委員最終報告　1976.3.31)
『練馬区地下水調査報告書』(練馬区企画室　1969.12)
などです。前者は、区長公選が実現した直後、｢自治｣に対する区と区民の意気と熱意が伝わる労作です。後者は、これまた労作で、膨大な数の手書きの図表が添えられています。いずれも図書館で見つけました。
　きっと、もっといろいろな資料が区のあちこちに眠っているのでしょう。眠ったまま活用され省みられないだけでなく、破棄されたり破損してしまったら、本当に嘆かわしいことです。区の計画作りに大いに期待し、区政の歴史を紐解く資料の山から新鮮な発見が広がる日を楽しみに待っています。