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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

責任を果たせただろうか…

 今日は、とうとう議会を出るのが最後になってしまいました(事務局の人は残っていたかもしれませんが)。10時も過ぎて、最後に登庁ランプを消して、帰りながら思いました。ちゃんと責任を果たせているんだろうか、と。
 予算案が出る第一回の定例会は、予算以外にも議案が多く、とても忙しい議会です。それでも、議会としては、一つ一つの議案をしっかりと吟味し、議論をし、区民の代表として結論を出していかなければなりません。ところが、自分には、しっかり議案を検討できたと言う自信がありません。
 昨日、介護保険条例の「改正」案が上程されました。これから3年間の保険料をどうするかも含めて、区民の生活に直結するとても大切な議案だと思うのに、議員にその内容が知らされたのは前日の7日、そして8日のうちには会派としての賛否の結論を出さなければならないのです。正式な審議時間は、今日の午前中の委員会、正味1時間ほど。バナナのたたき売りじゃあるまいし、駆け引きや「え~い、まけた!」の一声で保険料が決まるわけではありません。どれだけのサービスを用意するのか、誰が、どのくらいの負担を分担するのか、基金を崩すとしたらそれはどんな考え方に基づいてどのくらい崩すのか、そんなことがきちんと説明され、検討されるべきなのに、その時間も、いやそれどころか素材となる資料すら出ないのです。
 こんなずさんな審議で、議員としての責任を果たせたとは、どうしても思えません。1月の段階では3980円/月という数字が出ていました。今回、それが3950円になりました。この30円は何だ?サービスや費用の推計が変わったのではなく、基金を取り崩してこの30円を下げるというのです。なんのために?「サンキュッパなんてスーパー価格じゃ恥ずかしいからだろ?」、そんな皮肉が聞こえてきます。そうじゃないと説明できる材料がみつからない。悲しいね…

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