議員の仕事のよしあしは、実は、議会の表に出ないところで、つまり日頃の議員活動をどれだけしっかりと、また地道に積み重ねているかで決ってきます。そして、この議員の議員活動を支えることを主旨として支給されているのが｢政務調査費｣です。
練馬区議会の政務調査費は、一人当たり月額で21万円。政務調査費の会計は会派を単位として管理することになっており、毎年、支出報告書を提出します。練馬の場合は、以前から、領収証の写しを添付するルールになっています。
では、練馬の政務調査費は、どういう使途にあてられているのか。区議会では、｢使途基準｣を本会議で正式に議決、この基準にもとづいた｢実施細目｣を議会運営委員会で確認しています。2004年12月に定められた現在の実施細目では、政務調査費をあてることのできる具体的な使途が次のように列記されています。
（１） 日常的な調査活動のために必要な経費
議会審議等に必要な資料の作成に要する経費――印刷費、コピー費、事務用品費、資料等購入費、製本費、原稿料、筆耕料、備品費等
調査活動に必要な図書、資料等の購入に要する経費――書籍・雑誌購入費、新聞購読料、ビデオテープ・CD－ROM購入費等
現地調査に要する経費――交通費、資料等購入費、謝礼品購入費、郵送等発送費、入場料等
事務所（自宅を除く。）の運営に要する経費――事務所等の借上料、光熱水費、放送受信料、新聞購読料、情報通信費、事務機器費、事務用品費、備品費、各種リース料、来客用消耗品費等
（２） 広聴活動のための会議等に必要な経費
主催する場合に要する経費――会場費、機材借上料、備品費、報告書等印刷費等
参加する場合に要する経費――会費、交通費等
（３） 議会・区政等の広報活動に必要な経費
会場費、機材借上料、備品費、広報紙・パンフレット等作成費、交通費、情報通信費、人件費、郵送等発送費等
区役所の｢区民情報ひろば｣に行けば、支出調書や領収証の写しを閲覧し、具体的な使途やこの基準に照らしてそれが適正であるかどうか、確認をすることが出来ます。
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