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議員という仕事(3) 出勤は80日

 では、議員は、いったいいつ、どんな仕事をしているのか。
 議員の議員としての仕事、つまり「公務」は、まずは議会への参加です。参加の仕方は人それぞれ…ただ出席するだけの人もいれば、しっかり準備して発言する人もいるのですが、いずれにしても、議会に参加するのか議員本来の務めです。
 議員が出る会議は、大きく分けて「本会議」と「委員会」があります。練馬区議会の場合、議員が本会議または委員会に出席するために登庁する日は、1年間でだいたい80日程度です。委員会は、基本的には1回2時間(予算・決算の特別委員会だけは1回4時間くらいになります)。1日に2つの委員会があることは稀です。本会議は、長くてもせいぜい4時間というところでしょうか。
 何もかもそぎ落として議員の仕事を絞り込んでいけば、この80日、延べで200時間程度ということになります。こうして見ると、いやあ、あんまり仕事してないなぁ…と言われそうですね。議員が「非常勤」という身分になっているのは、こうした実態があるからです。
 ただ、議会の会議以外にも、公務に準じるものとして、議員として出席を求められる会議・会合はいろいろとあります。
①議員の中から選出される行政委員や付属機関の委員等の仕事。たとえば、監査委員、農業委員は、委員の一部を議員から選びます。また、緑化委員会や光が丘病院運営協議会など、委員の一部を議員から選ぶ付属機関がたくさんあります。だいたいひとりの議員が二つずつ、これらの委員になっています。ただし、どの委員にしても、会議があるのは年に数回というところですし、実は、これらの委員の仕事は議員報酬とは別に報酬が出ます。1回の会議あたり7,700円というのが多いかな…
②区や他の行政機関が主催する会合などへの出席も、いろいろとあります。新しい施設が出来たときの開所式とか、消防団の始式、あるいはたとえば「成人の日のつどい」など。これらの参加は義務ではありませんし、参加しても報酬などはありませんが、公的な性格の強い仕事の一つです。
 ここまで来ると、年に100日近くにはなるでしょうか。土日・祝日を除いても、あと100日はありそうです。さて、その間、議員は何をしているのか。

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