議会人事

　昨日、今日の本会議で、人事議案の審議が終了しました。議会にかけられた人事は
・議長、副議長選挙
・区長が選任する議員選出監査委員に対する同意
・副区長の選任に対する同意
の4件です。
　議長には関口和雄議員(自民)、副議長には宮原義彦議員(公明)が多数をもって選出されました。
　監査委員については、地方自治法の定めで、練馬区の場合は定数4人、そのうち2人は議員の中から選ぶことになっています。監査委員に区長が選任したのは、藤井たかし議員(自民)と吉田ゆり子議員(公明)。私は、両委員の選任に同意しませんでした。本来、議員が監査委員に加わること自体に疑問があるだけでなく、議会の中での協議が整わないなかで事実上“与党”が監査委員ポストを独占していくことは決して好ましいことではないというのが、主な理由です。
　副区長には、関口和雄前助役(議長と同姓同名)が重ねて選任され、私も同意しました。副区長人事にどういう態度を取るかについては、いろいろと考え方があると思いますが、行政職の人事については適格性そのものを疑わせるよほどの問題がない限りは、区長の人事権を尊重したいと考えました。
　また、今日は「名誉区民」の候補者が区長から示され、議会の同意が求められました。候補になったのは、練馬区が板橋区から独立した当時の区議会議員6人(いずれも故人)。名誉区民制度は政治的に利用される恐れも大きくあまり賛成できないのですが、条例に基づく制度は制度として尊重することに。今回の6人の方は幅広い区民の指示を頂けるものと考え、同意しました。
　明日からは一般質問。来週からは、区長から提出された18の議案や新たに議会に付託された10の請願・陳情の審査が、それぞれの所管委員会で始まります。