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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

西友、24時間へ

 大泉にある西友(リヴィン・オズ大泉店)が、24時間営業になるそうです。明日、説明会があります。西友のような大きな小売店を設置したり計画変更を行う場合は、「大規模小売店舗立地法(大店法)」で、都への届け出、説明会の開催など、一連の手続きが定められています。明日の説明会は、その第一弾です。
 この話、気になります。ご近所だからということもあります。駅前でも何でもない、むしろ住宅地の中にあるスーパーで、なぜ24時間なのか。住環境や子どもたちの環境という点で、問題はないのか。だいたい、どんな客層を念頭に24時間にするのか。まさか郊外型の、車で乗り付けるスーパーにしていくなんてことを考えているのではないだろうし…。
 近隣の商店への影響も気がかりです。地球温暖化という点では、どうなんでしょう。そして、もう一つ気かがりなこと。それは、今回の動きが、西友全店の24時間営業に向けたステップだということです。

「大手スーパー西友のエド・カレジェッスキー代表取締役最高経営責任者(CEO)は3日までに、共同通信社のインタビューに応じ、現在約8割の店舗で実施している24時間営業について、「自治体と調整したうえで、(現在は387ある)全店舗に拡大したい」との方針を示した。」(共同通信2008.12.3)

 区内には、他にもたくさんの西友店舗があります。すでに高野台店などでは24時間営業になっているようですが、練馬店、中村橋店などにどんどん広がっていけば、近隣商店街などへの影響はいよいよ深刻なものになるでしょう。
 西友は、5年ほど前、アメリカのウォルマートという流通大手資本の傘下に入り、リストラを進めてきました。24時間営業も、その一環ということのようですが、しかし、地域になじみ、地域から大切にされるという小売業の基本をないがしろにしているように思えてなりません。
 大店法は、基本的には規制法ではなく届け出法なので、都も区も24時間営業を止める権限は持っていません。しかし、十分な説明と近隣への配慮は法の求めるところでもあり、明日は私も説明会に出て、西友側の考え方をしっかりと見極めたいと思います。

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