花の夢

　昨日17日、｢花の夢｣という映画の上映会がゆめりあホールでありました。栗原貞子さんという、元中国残留婦人のこれまでと｢今｣を描いた映画です。栗原さんご自身も来館され、お話をしてくれました。なぜ｢満州｣に渡ったか、なぜいかにして｢棄民｣とされたか、そしてなぜ帰国し、なぜ思いを語るか…中国残留婦人･孤児を生み出した過酷な世界と、彼ら彼女らが今、置かれたこの日本の社会のありようが、じわりと伝わってくるとてもよい映画でした。私自身、中国｢帰国者｣の皆さんとはもう15年近いお付き合いがありますが、あらためて感ずるところの多い時間でした。機会があれば、ぜひ多くの方に見て頂きたい。

　主催は、練馬に暮らす中国｢帰国者｣の皆さんの支援･交流を地道に続けている｢同歩会｣(中国｢帰国者｣家族とともに歩む練馬の会)です。今、同歩会は、公的な支援もないなかで、本当にきびしい財政状況での活動が続いています。日本語教室のボランティアスタッフなども足りないようです。私のほうからも、同歩会へのご支援をお願いします。

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