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白子川“源流”一帯に、みどりの拠点整備へ ~練馬区東大泉“井頭”周辺~

昨日、区議会の第1回定例会が終了しました。1ヶ月以上にわたる長丁場。予算審議をはじめとしてたくさんのことを議論し、また、いろんなことがありました。少しずつ報告をしていきます。

白子川の源流、大泉井頭公園から東に100mほど行ったところに、まとまった樹林と広場があります。区立・井頭の森緑地のほか、二つの憩いの森、そして二つの民間遊び場からなる空間です。武蔵野の緑の原風景を残す、なかなか魅力的な空間です。
これらの憩いの森等は、井頭の森緑地を除いて民有地でしたが、昨年、区が購入することになりました。土地開発公社の先行買いですが、5年以内に区が買い戻し、公園として整備することになります。全体で1ha近い、貴重な縁です。
この件について、予算審議の中で簡単に取り上げました。質疑の記録を貼りつけておきます。都市計画をかけるので、これまでの民有地であったときとはいろいろと違った条件や考え方も入ってくるかもしれません。加えて、この一帯には都市計画道路232号線が東西に走っており、また井頭公園の東側では大きな調節池の計画もあります。みどりの保全とは異質な要素をはらむこうした計画の取り扱いも含め、公園整備の過程でもしっかりとした議論が必要になってくるでしょう。地域の皆さんの発意、提案、意見を大いに出して頂きたいものです。
(以下の質疑記録は事務局作成のものですが、正式な議事録ではありません)

池尻委員 東大泉七丁目、白子川源流に当たる区立井頭公園の東側に井頭憩いの森、井頭こぶし憩いの森があります。昨年、この二つの憩いの森を土地開発公社が購入したと聞いております。購入目的と経過を簡単にお答えください。
道路公園課長 区長が就任されて以来、良好な樹林地など、現在に受け継がれた貴重な緑を未来につなぐことを大きな方針としてございます。これに従い、保全の努力をしてきているところでございます。
 当該地は、長年にわたり、区民に親しまれてきた良好な樹林地や原っぱから成る緑豊かな空間であることから、平成27年8月、相続に伴い、区へ用地を売りたいと申し出がございましたので、平成28年6月に練馬区土地開発公社により取得したものでございます。
池尻成二委員 隣接する民間あそび場、こぶし広場も含めて、購入されたのは約5,900㎡、金額にして15億円ほどと聞いております。練馬のみどりの保全という点は大変大きな決断をされたと評価したいと思います。今回、新たに購入された分は、既に区立の緑地として整備されている井頭の森緑地と一体のものとして整備するという方向と聞いております。
 全体で恐らく1ヘクタールに届こうかという大きな緑地、樹林地が公の緑として整備されていくことになります。当該地の西100mほどのところには白子川の源流を含む井頭公園があります。ここも都の優先整備区域に指定されておりまして、今後、大幅な拡張が予定されております。この一帯はまさに練馬の緑の拠点となっていく可能性を秘めていると感じます。
 白子川源流一帯を含む広域的、面的な視点で、民間あそび場の運営にかかわっている区民を初め、地域の皆さんと協働で、ぜひ、魅力的な緑保全のプランを練り上げていっていただきたいと思いますが、整備に向けた今後の見通しとあわせ、考えをお聞かせください。
道路公園課長 現在、取得したこの土地につきましては、先ほど述べた方針に従い、緑の保全を進めてまいります。今後、都市計画をかけ、都市計画区域全体を優先整備区域に追加してまいります。整備内容につきましては、既存の緑を生かし、さらに良好な緑地としていくことを基本としますが、地域の皆さんのご意見もいただきながら計画してまいります。

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