Access
池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

特定秘密保護法、成立の日

 特定秘密保護法案が可決されました。この国は、大きな坂を転がり落ちる、危険な選択をしました。
 しかし、危険な選択をしたそのことよりも、選択の中で露呈した国会、選挙、議員の無力と退廃の方が、はるかに深刻かもしれません。「民主主義」のこの国で、「民主主義」の核にいるはずの代議機関は、国民の疑念と不安を“代議”する責任をついに全うできませんでした。主権者であるはずの国民が選んだ議員たちですが、彼らの多数は、誰が主権者であるか、誰の付託で議員の責を負っているかをついに理解しませんでした。
 しかし、無様な国会の道を挟んだその反対側に、主権者は姿を現しました。代議機関が機能しないとき、主権者である市民は自ら立ち上がる権利と正当性を主張しなければならず、そして、確かに声は響きました。危険な選択を止められなかった悔いと無念の中で、たくさんの――無数の市民が行動し、声を上げたという事実そのことの中に、貴重なもの、私たちが拠るべき可能性を見つけたことを、しっかりと心にとめておきたいと思います。
 今日の国会にも、練馬からたくさんの皆さんが駆けつけました。市民の声ねりまの呼びかけに答えて参加した方も、たくさんありました。皆さん、本当にお疲れ様でした。
 暗い時代の影が近づいています。でも、どんな時代にも、そこで営まれる命があり、そしてそこに人がいる限り、たたかいは必ず続きます。これまでもこれからも、私たちは、ベストを尽くします。何度負けても、何度打たれても、戦い抜いてこそ主権者であり、歴史の主人公です。そう思いませんか?
 とまれ、今夜はまずは疲れを癒しましょう。私も、ハードな議会日程が重なって、少々疲れました。おやすみなさい!

コメント