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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

沖縄戦と教科書

 高校教科書の検定の中で、沖縄戦での住民の“集団自決”に関する記述が大幅に書き換えられてしまいました。たとえばこんな具合です。

…非戦闘員の犠牲者も多かった。中には日本軍に集団自決を強制された人もいた。

…非戦闘員の犠牲者も多かった。なかには集団自決に追い込まれた人々もいた。

 検定をした文部科学省は「集団自決された沖縄のすべての住民に対して、自決の軍命令が下されたか否かを断定できない」「すべての集団自決が軍の命令で行われたと誤解されるおそれがある」とその主旨を説明しています。しかし、記述の書き換えを求められたどの教科書にも、「すべて」の自決について、正式な「軍の命令」があったなどとは書いてありません。検定の意図が、集団自決に対する軍の関与そのものを消し去ろうとするものであることは明らかです。
 今、沖縄では、すべての自治体が検定結果の撤回を求める決議を挙げ、9月には県民集会も予定されています。我がこととして考えたい。

 練馬で、この問題を考える集会が予定されています。区議会への陳情署名も始まっているそうです。

(仮)今、なぜ沖縄戦の事実を歪わい曲きょくするのか
   < 歴史教科書の「集団自決」検定修正をめぐって>
9月11日(火)7時開会 勤労福祉会館集会室
・講演 沖縄戦集団死・「集団自決」歪曲と県民の運動について  
山口剛史(「沖縄戦の歴史歪曲を許さず、沖縄から平和教育をすすめる会」事務局長/琉球大学准教授) ほか

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