新年度予算

　練馬区の2008年度予算案が明らかになりました。総額2,109億円、前年度比5.8%増で、当初予算が2,000億円を超えたのは初めてとか。まさに｢大型予算｣です。歳入では、区民税収が25億円増、基金繰り入れ36億円増などが目立つところ。一方、支出では、人件費が抑制され、福祉に関する｢扶助費｣が減少する一方で、施設や道路の整備などに充てられる普通建設事業費が37%も急増。款別で見ると土木費や都市整備費が二桁の伸びになっています。教育費は20%増と最大の伸びですが、これも中村南スポーツ交流センターや南田中図書館など建設がらみの経費増が大きなウェイトを占めています。
　志村区長二期目はじめての予算編成は、区長の基本姿勢、志村区政の個性がはっきりと浮かび上がるものになると見ていましたが、その個性って、これ?　かつてない｢大型予算｣、そして目立つ開発・建設関連事業…これだけ見ると、一昔前の財政パターンを思い起こしてしまいます。
　もちろん、これは、ごくごく表面の数字の話。さてさて内実は？
　13日から予算審議を柱とした区議会が始まります。いろんな角度から「志村区政」に迫ってみたいと思います。