定例会、終了

　水曜日、定例区議会が終了しました。大切な議案も、なかったわけではありません。各議員の動きが活気付く瞬間が、なかったわけでもありません。ただ、振り返ってみると、この議会は何だったのかなあと、そう思えてしまうような定例会でした。
　｢日額旅費｣の件は、紆余曲折こそあったものの、最後は何一つ結論らしい結論も出せないままに先送りに。人事についても、ある意味で型どおりの枠配分が繰り返されたというべきか…。
　ちょっと感度のよい目と耳があれば、いろんな声が聞こえてきます。住民税、国保料、介護保険料の通知が続くなか、急増した負担への驚きと怒りの声。自立支援法の10月本格施行を控えて、じわじわと広がる障害者や支援事業の不安と負担。行き場を失い追い詰められた挙句に、鋭く響く子どもたちの悲鳴。そうした声が、まるで壁の向こうでこだましているだけに思えてしまうような、そんな議会の空気です。
　議会は何をしてきたか、議員が何をしているか。練馬区議会はしっかりと仕事していますよ－－残念ながら、私には、胸を張ってそう言い切る自信がありません。