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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

光が丘病院を支える皆さんへ

 光が丘病院が、新しく地域医療振興協会の病院としてスタートして2か月。開設に至る経過と、その中で今なお問われるべき協会の責任についてはこのブログでも繰り返し触れてきましたが、一方で病院が動き出し、その機能が具体的な姿となってくれば、「現場」が私たちの前に姿を現します。患者、医療スタッフ、病院の経営・管理、そしてすべての接点としての医療行為…。「現場」を大切に。それは、医師会立の時代以来、光が丘病院問題に向き合う際の私の原点でもありました。
 開院直後から、患者サイドからのご意見、残念ながら苦情、疑問と言うべき声を少なからず頂いてきましたが、今、私がとても気になっているのはスタッフの皆さんのことです。多くのスタッフの皆さんは、きっとこの病院での医療に期待も希望も込めながら赴任されたのだろうと思います。皆さんから見て、この2か月はどうだったのでしょうか。

医師77人、看護師(助産師、准看護師含む)165人、薬剤師12人、診療放射線技師13人、栄養士4人、臨床検査技師15人、理学療法士3人、作業療法士2人、言語聴覚士1人、視能訓練士2人、臨床工学技士4人、社会福祉士3人、看護助手14人、保育士7人、事務職員29人

 協会の資料によると、4月開院時点で、光が丘病院にはこれだけのスタッフがいるということです。総計で351人。これは常勤換算しての人数ですから、実人数ではさらに多くの数になります。
 もっとも、病棟の3分の2程度はまだ閉じている状況で、しかも外来もまだまだ少ない中で、実際に働いている人がどのくらいいるのか。光が丘病院の職員として採用されながら、今この時点でこの病院で働いていない人がいるのかいないのか。65人と言われた常勤医師は、毎日、どんなシフトで働いているのか。病棟看護師の配置はどうなっているのか。産科が機能していない中で、助産師さんたちはどんな仕事をしているのか。現場の本当の姿は、なかなか見えてきません。
 地域医療振興協会が開設した病院です。しかし、開設から運営まで練馬区が深く関与し、これからも関与していくに違いない病院です。医療の質や機能が何よりもスタッフの数や力量による以上、どんな皆さんが、どんな思いを胸に、どんな条件で働いているかは、議会の一員として無関心ではいられません。
 練馬区や地域医療振興協会に、少しずつでも聞いてみようと思います。現場からの声も、お待ちしています。

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